英語Bの生徒がToKでAを取った方法
HannahはToKの二つの課題を一緒に準備するために来ました。まず展示(Exhibition)、続いてPrescribed Titleエッセイです。学校では具体的な説明のないまま例だけを示して課題が出されており、そこで得られるフィードバックはあまりに一般的で、実際に手を入れる手がかりにはなりませんでした。
さらに彼女は英語Bの生徒でした。英語で自分の考えを自由に表現することに実力の限界があり、書かれた論証だけで評価される科目において、これは現実的な制約でした。
私のアプローチ
まず正すべきは課題の理解でした。何よりも先に、それぞれの課題が実際に何を求めているのかを授業で扱いました。展示のオブジェクトが果たすべき役割は何か、Prescribed Titleエッセイは何によって評価されるのか。説明のない例は、生徒に完成した成果物だけを見せ、それを生んだ思考の過程はまったく見せてくれないからです。
そこから先は、Hannahが先に選びました。プロンプトも、各段落に入れる実生活の例(RLE)も、私が意見を述べる前に生徒自身が選びました。私はそれに対して追加のアイデアや新しい方向性を示し、十分に議論したうえでプロンプトとアイデアを一緒に確定しました。順序が重要です。エッセイは最後まで生徒のものであるべきで、私の役割はその考えを置き換えることではなく、試し、広げることです。
その後のフィードバックは二段階に分け、意図的に混ぜませんでした。
- 下書きの段階 — 大枠と内容の展開。 基本のIB形式に沿って書けているか、議論で合意した内容が実際に十分展開された形で紙面に届いているか。この段階では表現には触れません。
- 最終稿の段階 — 文と語彙。 論証が固まってから初めて、エッセイ全体を一文ずつたどり、表現と語の選択を整えました。
この順序は、とりわけ第二言語で書く生徒にとって重要です。まだ機能していない論証の中で文を磨くのは無駄な労力であり、うまく書けているという理由だけで、切るべき段落を守りたくさせてしまうからです。
結果
Hannahは内申でもIB最終評価でもToKでAを取り、ディプロマの追加点は最大の3点を得ました。この追加点はToKとEE(課題論文)を合わせて与えられるものなので、ここでのAは二つの科目にまたがって作り上げた成果の一方の柱でした。
なぜうまくいったのか
Hannahはエッセイの大枠や方向性について確かな考えを持っていましたが、それを必要以上に抱え込むことはありませんでした。明確な見解を保ちながら、議論の末により良いアイデアが出てくれば受け入れることができたのです。ToKでは、頑固さでも無条件の同意でもなく、まさにこの均衡がはるかに有利に働きます。
また、アイデアを練ることだけに本当に多くの時間を割きましたが、これは意図したものでした。生徒に言いたいことがあるなら、英語の不足は解決できる問題です。添削と書き直しを重ねれば文章の質は引き上げられます。しかし内容そのものに説得力がなければ、どれほど良い表現や語彙を使ってもCより上には行けません。アイデアを先に置くのは好みの問題ではなく、二つの問題が実際に解決可能な順序の問題です。
最後の理由はもっとも地味なものです。すべての文の細部と全体の流れの両方に目を配ってフィードバックを与えたため、最終稿に至るまでに本当に多くの修正を重ねました。近道はなく、彼女も近道を探しませんでした。ここでは才能より粘り強さのほうが重要でした。
おわりに
ToKは英語で優雅に書ける生徒に有利な科目だと思われがちです。Hannahの事例はそうではないことを示しています。彼女は英語Bの生徒であり、読む価値のある考えを持っていて、その考えにふさわしい文章になるまで書き直すことをいとわなかったからこそ、Aで終えたのです。
ディプロマに加わった追加点3点は数か月前、この課題が実際に何を求めているのかを腰を据えて正しくつかむところから始まりました。
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